離婚・男女問題の弁護士 茨城県水戸市の中城法律事務所

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夫婦間の同居義務について・・・同居を強制できるか

夫婦は同居し協力する義務があります。

しかし、夫婦が同居し生活していくだけの基盤がない場合に同居を求めるのには無理があります。

例えば、妻が家を出て戻ってこない場合、夫は同居を求めて家庭裁判所に調停あるいは審判を求めることができます。調停で話がまとまればよいのですが、まとまらないあるいはそもそも話し合いができない場合、裁判所は同居について審判(裁判)で決めなければなりません。この際、前述した夫婦が同居していくだけの基盤、つまり、夫婦間の愛情とか信頼関係が問題となります。同居を拒否する正当な理由があるかどうかという点から審判がなされます。申し立てた側の飲酒癖や暴力を理由に同居請求を認めない審判例もあります。上の例で夫の暴力や飲酒癖等を理由にして妻が家を出たような場合、同居の請求が認められないこともあるでしょう。

なお、同居の請求を認める審判がなされたとしても、同居するかどうかは当事者の人格にかかわる問題ですから、強制執行になじまないとされています。

審判にしたがい自主的に戻ってきて同居してくれればいいのですが、そうでない場合(同居の求めに応じようとしない場合)、同居の審判が出ているのを根拠に相手を説得する方法くらいしか同居を実現する方法がないので、(夫婦仲がこじれて別居した場合)実際に同居生活を取り戻すのは簡単ではないでしょう。

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